私は生まれてから大学進学で上京するまで、ここ地元、富士河口湖で生まれ育ってきました。
私も、同級生で友人である共同創業者も旅行が大好きで、学生時代は彼と様々な場所を訪れ、まだ知らない世界をワクワクしながら楽しんでいました。
その中でも私が旅をして記憶に鮮明に残っているのが、20歳の頃、バックパッカー旅行で訪れたタイ・カオサン通りでした。
そこには色々な国から多種多様な人が入り混じり、混沌としているけれど、一体感が感じられ、人々が皆活気に満ち溢れ、言葉では表せないけれどとても心地よい雰囲気でした。
時が経ち、2013年、富士山が世界遺産に認定された頃、当時香港で働いていた共同創業者と地元の話になりました。
「僕らの地元もあのときのカオサン通りのようになるかもしれない。」
そう思い立つと、私たちは右も左もわからないまま、試行錯誤し、古く小さなゲストハウスを運営をはじめました。
これがカラーの始まりでした。
その頃の富士五湖エリアはまだ閑散としており、今のように活気に溢れ多種多様な人々が入り組み合う状況をほとんどの人が想像できていませんでした。
考えを柔軟にし、イメージを広げられることが本当に大切なことである。
今、河口湖がカオサン通りのように人々に溢れ、賑わっている中、改めて、そう確信しています。
「人生にイロドリをー」
自ら旅をしていた頃のワクワクする気持ちを忘れずに、固定観念にとらわらず、常に新しいチャレンジを続けていきたいと考えています。